漢検準1級を受けたいと思っているけど、難しいのかな?
せっかく受けるなら、1発合格して受験料をムダにしたくない。
漢検準1級ってどのくらい勉強時間が必要なのかな?
こんな疑問にお答えしていきます。
こんにちは、ぽむ(@kurashigoo_pom)です。
- 漢検準1級合格までの勉強時間は50時間でOK!
- まずは試験概要をチェック!それから計画を立てよう
- 漢検準1級の合格のカギは「質の高い勉強」
- まとめ
漢検準1級合格までの勉強時間は50時間でOK!

漢検準1級に挑もうとする方の中には、
学校や仕事で忙しい方も多いはず。
しかし、漢検準1級に合格には、
最低300時間の勉強が必要だ!といった
記事もあります。
1日5時間勉強したとしても、
だいたい2ヶ月かかりますよね。
この記事では、しっかりポイントを抑えて勉強していけば、
漢検準1級は50時間で十分合格可能だ
ということをお伝えしていきたいと思います。
とはいえ、短時間で受かるって、
最初から漢字に詳しかったんじゃないの?
自分は暗記が得意じゃないし、
自信もないよ…という方も、
少なからずいらっしゃいますよね。
・大学生
勉強しなかった理由:バイト、大学の課題、遊びで忙しい
・漢検準2級や2級を受けたことがない
・問題集を見ても分かるのは、半分以下
(普段使わない四字熟語は全滅)
しかし、「やはり高い受験料をムダにするわけには…」という焦燥感から、
直前にスイッチON。
結果、漢検準1級に4日間の勉強で合格!
試験日が近づいていたこともあって、
効率を意識した勉強せざるを得なかったのですが、
結果それが合格をするためのキーとなっていたと気づきました。
効率重視で濃密な勉強をすれば、
誰でも短時間で合格を手にすることができます。
・敵を知り尽くして計画を立てる
・質の高い攻めの勉強をする
50時間ということは試験まで、
残り1ヶ月ある人は、1日1〜2時間
2週間しかない人でも、1日3〜4時間でいけますよね。
残り時間の少ない方でも、
まとまった時間は確保できなくても、
少しだけ早起きしたり移動時間を使ったりして、スキマ勉強することは可能だと思います。
まずは試験概要をチェック!それから計画を立てよう

言うまでもないですが、敵=試験のことです。
まずは、敵をよく知りましょう。
私が合格できた理由も、
最初にきちんとココを押さえたからだと思っています。
漢検準1級の試験をこれから初めて受けるよと言う方は、
試験がどんな敵なのかをちゃんと調べましょう。
試験の概要をチェックしよう
念のため、漢検準1級の試験の概要をさらっと紹介していきます。(試験対策のヒントになりそうなものに絞っています。)
※もう分かっているよ!
と言う方は飛ばしちゃってくださいね。
合格点
漢検準1級の試験は200点満点。
合格ラインは8割(160点)です。
40点落としてもギリギリ受かると考えると、捨て問を見極める力も必要になってきますね。
合格率
日本漢字能力検定公式ホームページの受検データによると、
2019年第1回の漢字検定準1級合格率は15.4%。
過去3年間をさかのぼって見てみると、
合格率は大体7〜25%の間で動いているので、
最新のデータの合格率は平均的と言えます。
出題範囲
試験の対象となる漢字は約3,000字。
常用漢字2136字と、(常用漢字でない)準1級の漢字が858字。
常用漢字は2136字というのは、
2級の範囲と同じものです。
ということは、準1級の出題漢字も
7割が義務教育で覚える漢字ということですね。
こう見ると、レベルが高いと言っても、
あなたが既に知っているだろう漢字の方が多いことがわかりますね。
出題分野 <注目>
※過去問より
出題分野と問題数・配点を表にまとめてみました。
出題分野 | 問題数 | 配点 |
読み | 計30問 | 30点 |
表外の読み | 計10問 | 10点 |
熟語と一字訓 | 計10問 | 10点 |
共通の漢字 | 計5問 | 10点 |
書き取り | 計20問 | 40点 |
誤字訂正 | 計5問 | 10点 |
四字熟語 | 計15問 | 30点 |
対義語・類義語 | 計10問 | 20点 |
故事・諺 | 計10問 | 20点 |
文章題 | 計15問 | 20点 |
実際の試験もこの順番で出題されます。
こうしてみると、
勉強に時間のかかる四字熟語や故事・諺だけで配点が50点もあるんですね。
優先して対策しないと、大変だよ!
試験における注意
漢字検定どの級でも言えることなのですが、トメ・ハネなど細かい部分の採点は結構厳しいです。
なので、しっかり意識しながら勉強していきましょう。
だいぶ試験のことが分かったところで、
合格するための勉強のポイントを挙げておきます。
- 全部の漢字を覚える必要ナシ
- 意外と盲点!試験時間に気をつけよう
- 順番通りに勉強しない<結構大事>
全部の漢字を覚える必要ナシ!
真面目な方ほど、
一覧表に乗っている全ての漢字を3回ずつ練習しようといった勉強の仕方をしてしまいがちです。
完璧主義は捨てましょう。
確かに、漢検の勉強は自分の知識の穴を、
ていねい無くしていくことが大切なのですが、
試験になかなか出ない漢字に、
たくさん時間をかけてしまうのはもったいないです。
問題集選びが大事になってくるよ!
試験によく出される漢字がわかる問題集を、使用するのが得策です。
これらの参考書では、
準1級の範囲の漢字を頻出度順に学習することができます。
過去データを元に問題が作られているので、かなりの確率で当たります。
合格後も準1級の過去問を覗いていると、
「出やすい漢字」が存在するのは、間違いないので、どちらか1冊持っているだけでかなり心強いと思います。
試験に出やすい漢字から覚えていけるって、受検者にとっては何よりのメリットですよね。
意外と盲点、試験時間
漢字検定準1級の試験時間は、基本60分です。
それに対して問題は130問。
分からない問題に3分…5分…と、
悩み続けていると時間がなくなってしまいます。
解いていくことが、とても重要だよ!
これに関しても、
問題集で練習可能ですので、
普段から意識して勉強に取り組みましょう。
例えば読みの問題なら、
見開き1ページを15分以内に解けたら
ひとまず合格!
といったように工夫ができますね。
順番通りに勉強しない<結構大事>
漢検準1級は、
出題の分野が2級よりも増えています。
例えば、読みより四字熟語の方が、
圧倒的に覚えるのに時間を要しますよね。
読み・書きの対策は完璧だけど
他がボロボロ…なんてことに
ならないように、
覚えるまでに、時間がかかりそうなもの
からやっていきましょう。
こんな感じで、
試験の概要・傾向を知ることで、
具体的なやるべき対策が見えてきます。
ですから、しっかり
敵を知ってから攻略していくのがオススメなのです。
格段に効率のいい勉強ができますよ。
漢検準1級の合格のカギは「質の高い勉強」

どの勉強にも通じることですが、
長い時間やることよりも、質の高い勉強をすることが大切です。
塾講師時代にも感じたことですが、
勉強の質よりも勉強時間・回数が
評価されやすい環境が多いので、
その影響を受け続けている人が非常に多いです。
先ほども言いましたが、漢検の勉強においては、
一覧表に乗っている漢字をノートに何十回も書いたり、過去問ばかりを何度も解いたり…という方法はNGです。
- 無駄が少ない勉強
- 忘れにくい勉強
- 楽しい勉強
詳しく説明していきます。
無駄が少ない勉強
効率重視の勉強においては、
無駄は一番の敵ですね。
これに尽きると思います。
問題集を復習する時、
前にやったページを最初から解くのと、
できなかった問題5問だけを徹底して覚えるのでは、かかる時間がかなり変わってきます。
迷いなく答えられる問題は、
本番でもしっかり答えられると思います。
「バツをマルに変えていく勉強」で効率アップを目指しましょう。
忘れにくい勉強
漢字検定などの試験は、
忘れてしまったら終わりですよね。
この漢字、問題集でも見たけどなんて読むっけ?
ヤバい、試験時間が過ぎていく…ああああ。
そういったことを避けるためにも、
忘れにくい勉強を心がけることが大切です。
がむしゃらに覚えていくのはNGです。
特に、四字熟語は日常生活で使用することがほぼ無いので、
呪文のように記憶すると、
すぐに抜けていってしまいます。
ですから、漢字は意味と合わせてイメージして覚える
ということを忘れないでください。
ストーリーを作るとよいよ!
かえって時間がかかりそう…
と思う方もいるかもしれませんが、
これをしっかりやることが、
実は一番の時短であり近道です。
定着しやすくなる上に、
試験のような切羽詰まった状況でも
記憶を引き出せる確率がぐんとアップします。
楽しい勉強
最後に、マインドのお話。
これも勉強の質の要素としてかなり大切です。
心理学の知識ですが、
人は笑顔で楽しいと感じながら何かに取り組むと、
その作業の能率が通常時より上がるということが科学的に証明されています。
一般的にレベルが高いと言われる、
漢検準1級に挑戦しようとしているあなたは、
きっとどこかに漢字に対する好奇心・関心を持っているはず。
カッコいいって理由もOKだけどね!
試験まで数ヶ月ある方も、
もう残り2週間もないよという方も、
漢検準1級に向き合うと決めた過去のあなたを称えて、
勉強の時間を楽しいものにしましょう。
ついてきやすいよ!
まとめ

ここまで、漢検準1級の勉強についてお話ししてきました。
まとめます。ズバリ、
漢検準1級の勉強において意識すべきは…
・敵を知り尽くして計画を立てる
・質の高い攻めの勉強をする
短い時間でも、効率を意識して勉強することで、きちんと合格を手にすることができます。
オススメの問題集は…
補足:タイマーを使うのがオススメ
勉強の際には、
だらだらと勉強しないための必須アイテム、
タイマーを使うことをオススメします。
もちろん、スマホのアラーム機能でもOKです。
私の場合は、常に15分刻みで
勉強を進めていました。
いかがでしたか?
あなたの勉強のお役に立てたら幸いです。
今回シェアした方法を踏まえて、
さっそく50時間を目安にあなた自身の計画を立て、勉強に取り組んでみてくださいね。
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