・パンダアップデートって何?
・質の高いサイトとは?
・SEO対策について知りたい!
こんな疑問にお答えします。
この記事では、Googleの「パンダアップデート」についての基礎知識から今後に活かせる対策まで/span>、わかりやすくご紹介していきます。
パンダアップデートについて理解することで、
Googleがサイト運営者に求めるポイントの把握が可能になります。
ぜひ最後まで読んで、あなたのサイト作りやSEO対策の参考にしてみてください。
パンダアップデートとは

定義
パンダアップデートとは、2011年に施行された、
「低品質なサイトの掲載順位を下げて、高品質なサイトの掲載順位を上げよう」
というGoogleのアルゴリズムの変更
のことです。
※ここでいうアルゴリズムというのは、
「検索順位を自動で決めるためのプログラム」だと認識していただけるとわかりやすいと思います。
名前の由来
「パンダアップデート」という名称は、
開発メンバーであったBiswanas Panda氏の名前に由来しています。
「白黒ハッキリつける」という意味が込められているという説もあります。
Googleのアップデートの目的
ところで、Googleは何故こういったアップデートを行うのでしょうか?
ズバリ「ユーザーのため」です。
Googleの理念を知っている方なら即答ですね。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
このようにGoogleがユーザー重視であることは、
1文目から明記されています。
Googleは理念のもとで「ユーザーにとって利用しやすい検索エンジン」を日々追求しています。
つまりアルゴリズムの変化とは、
理念に沿った「ユーザーのための改善」です。
だからこそ、「SEOにおいて本質的に何をやるべきか」が見えてくるというワケですね。
パンダアップデートの背景

パンダアップデートに関しては、
2010年までにあった背景を知っておくことでより理解が深まります。
当時、Googleの検索エンジンで上位表示されていたものには、いわゆる「質の低いページ」が多く存在していました。
例えば、以下のようなページです。
- 内容の薄いページ
- 信頼性の薄い情報が書かれたページ
- 検索の目的にあっていないページ
要するに、まったく読者のためにならないサイト・ページが上位表示されていたのです。
これはGoogleにとっても、大きな問題ですよね。
ユーザーの悩みが解決できないものが上位に来ている
→ユーザーが目的の記事に到達するまでに時間がかかる
といったように、ユーザビリティの面でGoogleの評価自体も下がってしまいます。
このままでは、Googleの検索エンジンは利用されなくなっていく…。
そんな問題を解決するべく打ち出されたのが「パンダアップデート」なのです。
パンダアップデートの対象

具体的には以下のようなページが、
パンダアップデートの低評価の対象となりました。
- 自動生成されたページ
- キーワードを詰め込んだページ
- 独自性のないアフィリエイトページ
- 無断コピーされたページ
- 誘導目的のページ
ちなみにこれらは、
今でもペナルティを受ける対象となりやすいものですのでしっかり覚えておきましょう。
順に解説していきます。
自動生成されたページ
「自動生成されたページ」というのは、
プログラミングによって自動的に作成されたページのことを指します。
キーワードを詰め込んだページ
検索に引っかかるように、
過度にキーワードを詰め込んだページのことを言います。
上述のように自動で生成されたものではなくても、
上位表示のためだけに生成されたコンテンツはNGです。
独自性のないアフィリエイトページ
独自の視点で書かれていないアフィリエイトページも対象です。
アフィリエイトとは、
自分のサイトのページに商品販売ページの広告リンクを貼り、そのリンクを通じて商品購入にたどり着いた場合に紹介料として報酬を貰える制度
のことを言います。
図にすると、このようなイメージになります。

アフィリエイト自体はOKなのですが、
そのページの内容に独自性がない場合は低評価とされてしまいます。
具体的には、「他<者の口コミ・レビューを引用しただけのページ」などがそれに該当します。
無断コピーされたページ
これは、いわゆるコピペされたページを指します。
他者のサイトのコピーももちろんですが、
記事を量産するために、自分のサイトのページを複製して公開されたものも対象になります。
誘導目的のページ
こちらは、広告・商品販売ページへの誘導が過度に多いページを指します。
ページの全面が広告だったり、
広告や商品販売ページへのリンクを貼っただけの価値のないページも対象となります。
このように、読者のことが考えられていない利己的なサイト・ページは、Googleの理念に反するものとして低評価を受けました。
パンダアップデートから学ぶ「SEO対策」

ここからは、パンダアップデートから学ぶことのできるSEO対策について言及していきます。
お分かりいただけると思いますが、何よりも重要なのはコレです。
ユーザーのためになる良質なサイト・ページを作る
これを常に念頭においてサイトを作成していけば、
アップデートの低評価の対象になる心配もありません。
続きを読んでみよう。
実はパンダアップデート以後、
Googleはサイト運営者向けに、
「良質なサイトを作るためのアドバイス」として25項目の指標を提示しています。
つまりこの指標に従えば、
パンダアップデートだけでなく、今後のアップデートでもブレにくい強固なサイト作り・SEO対策を実現していけるわけです。
本記事では、ここで求められていることを凝縮し、
「6つの要素」としてご紹介していきます。
まずは、Googleが最重要としている3要素から頭に入れましょう。
- 専門性
- 権威性
- 信頼性
専門性
まず、専門性においては「そのジャンルを語れる人が書いているのか?」がポイントになります。
そのため、コンテンツを考える段階で、
以下のようなことを意識しておくことが大切です。
- 自分が詳しいジャンルで記事を書く
- 自分が知っている範囲で書く
学術的な専門知識がある必要はありません。
皆が知らない日用品の使い方など、小さなことの専門家であれればOKです。
人よりちょっと詳しいと言えるものをテーマにして、記事を書いていくのがオススメです。
権威性
権威性は、「あの人が言うなら…!」と思わせることができるかどうかを表します。
ここは、知名度・ブランドに関わる部分なので時間がかかる部分ではありますが、以下のようなことを積み重ねていくのがオススメです。
- 実績を公開する
- SNSを運用する
信頼性
信頼性は、「内容を信じられるか?」です。
サイトの信憑性を高めるには、
以下のような対策を取ればOKです。
- プロフィールを充実させる
- 情報の引用元をいれる
読者を安心させることでができれば、権威性も高まりやすくなりますよね。
ちなみにこれらの3要素は、
Googleによって「YMYL」と呼ばれている分野において重要視されています。
具体的には、以下の分野が該当します。
- 投資・税金・資産運用
- 医療・健康
- 政治・法律、科学技術
- 養子縁組、車の安全性
このような分野を扱っているサイト運営者は、特に上述の3つの要素を徹底しておきましょう。
残りの3要素は以下です。
- 独自性
- 安全性
- 正確性
独自性>
独自性とは、「内容がオリジナルか?」といった部分です。
実際、パンダアップデートにおける低評価の対象には、独自性のないページが含まれていましたよね。
独自性があるかないかによって、
コンテンツに価値があるかないかも判断されてしまうため非常に大切な要素です。
具体的にはこのような工夫が、独自性につながっていきます。
- 一次情報を多く取り入れる
- オリジナルの画像を使う
まず自分で使ってみることが大事だね!
あなたが実際に経験したことがテーマあれば、
そのことについて詳しく語ることができるはずです。
つまり、同時に専門性も提示することが可能になりますよね。
安全性
安全性に関しては、以下の対策を取りましょう。
- サイトをSSL化する
- 情報の取り扱いについて明記する
サイト自体が安全であること、
その安全性を証明できること共に重要です。
両方を満たすことでユーザーにとっての信頼性にも繋がっていきます。
正確性
書かれた内容が正確であることも重要です。
- 情報が正確なものか確認する
- <誤字・脱字がないかチェックする
この辺りを意識して、公開するようにしましょう。
お分かりいただけると思いますが、
ご紹介した要素は全てが独立したものではなく、
相互に関わり合って構築されていくものです。
この6つの要素を網羅してこそ、
本質を捉えたサイト作り・SEO対策が可能となります。
パンダアップデートから本質を学ぼう

ここまで、パンダアップデートについてを網羅的に解説してきました。
理解を深めて流れを掴むことで、
今後のSEO対策におけるカギを読み取れることもご理解いただけたと思います。
「〇〇すると検索順位が上がる」といったテクニック論を鵜呑みにするだけではなく、アップデートがあっても、大きくブレない強力なサイト運営をしていくことが重要です。
ぜひこの記事で得たことを活かして、より良いサイト作りを進めていってくださいね。